2016-08-13~2016-08-14 塩見岳

2016-08-14

登山日記

登山

テント泊

ルート

1日目

スタート地点 → 鳥倉林道ゲート(駐車場) → 鳥倉林道登山口 → 豊口山のコル → 水場 → 塩川・鳥倉ルート合流点 → 三伏峠小屋 → 三伏山 → 本谷山 → 塩見小屋

2日目

塩見小屋 → 塩見岳 → 塩見岳東峰 → 塩見岳 → 塩見小屋 → 本谷山 → 三伏山 → 三伏峠小屋 → 塩川・鳥倉ルート合流点 → 水場 → 豊口山のコル → 鳥倉林道登山口 → 鳥倉林道ゲート(駐車場) → ゴール地点


連休ということで一泊二日で南アルプスの塩見岳に登ってきた。 テント装備が揃ったので使いたいけど、一緒に行くメンバーが持っていないので小屋泊にした。 今年の夏に塩見小屋の改築が終わり、丁度利用できるようになっている。

初めは塩見岳と蝙蝠岳の縦走を計画していたけど、それだと東海フォレストの運営する宿にもう一泊しないと厳しいので諦めた。 南アルプス南部は格段にアクセスが悪い(^^;) 行きは車で5時間位かかった。コースは鳥倉ルート。

09:48 第二駐車場

すでに第一駐車場は満車なので第二駐車場を利用。 ここから鳥倉登山口まで長い車道歩き。

それでも、色々な花が咲いていて楽しみながら歩けた。 ここ最近、花の名前もぱっと出てくるようになったと思う。

取り分け、鮮やかな花弁を持つフシグロセンノウとマルバダケブキが綺麗だと思った。

10:49 鳥倉登山口

やっと登山口に着いた。 日本で最も高い峠『三伏峠」まで徒歩約3時間らしい。

天気は曇っているので景観は期待できそうにない。 でも、花が沢山咲いている!

センジュガンピの花びらはクワガタの歯みたいで格好良い。

道中、手作り感満載の切り株の梯子がある。 濡れていると滑りやすい。

12:49 三伏峠

丁度2時間で到着した。 ここで、ちょっと休憩した。 「日本一高いと言われる峠」って看板に書いてあるけども 言われるって表現は、何だか懐疑心を沸き立たせる。

ここには小屋があり裏手にはテント場がある。

休憩後、本谷山へ向かう。

13:17 三伏山

山頂では、単独男性が休んでおり、しきりに「疲れたー」とか「この尾根長すぎ」などど グロッキー状態になっていた。

せっかくの稜線もこうなっては形無しである。 自然相手のレジャーなので当然こういったこともある。 とにかく、小屋に着いて明日に備えようといった感じだ。

14:01 本谷山

ここでお昼ご飯を食べた。 今回は塩見岳だけに塩むすびを持ってきて食べた。 リュックの中でペチャンコになってフリスビーみたいになっていた。

本谷山より一時間程度歩くと、かわいい案内があった。

15:48 塩見小屋

今日の終点。 塩見岳まで登っても戻ってきても良かったけど、 二人とも疲労しているし食事の時間までギリギリなので止めておいた。 塩見小屋は要予約の小屋で予約組はきちんと1人分のスペースを与えてもらえる。 トイレは特殊で大の場合、携帯トイレを使用する。 小の場合は男性は外の小便器で用を足す(周りから見えないところにある)。

夕飯はカレーと味噌汁だった。1回おかわりした。 食後はすぐにシェラフに潜り込んだ。

-------------------------2日目----------------------------- 04:15 起床 朝食の時刻4時30分に合わせて起きた。

まだ曇っている。 二日間とも展望悪かったら嫌だなぁ。

誰かのイビキのせいであんまり眠れなかった。 山小屋の大部屋には何故盛大にイビキをかく人が必ずといっていいほどいるのだろうか。 そして、そういう人程滅茶苦茶寝つきが良い。

寝起き後、用を足していたら、目の前のハイマツにホシガラスが飛んできた。 初めて見たので感動した。 その後、朝食を食べる。 鮭と味のりとふりかけご飯と味噌汁などだった。

食事を終えた後、若干モヤが晴れてきて昨日は見えなかった塩見岳が見えた。 左ピークが塩見岳で右ピークが天狗岩。 中々登り甲斐がありそうだ。 早速準備を終えて登ることに。

登りながら、太陽の方向を見ていたけど 残念ながら御来光見ること叶わず。

ここからは岩礫の急登が続く。 何故か、僕はここで高山病なのか吐き気に襲われたので、一時的に先頭を歩かせてもらった。

登りはじめて30分位で雲が降りてきた。

部分的に雲海が見れる状況になってきた。

太陽も雲を抜けてきた。

と思ったら、曇ったり。

06:09 塩見岳 西峰

何も見えないので東峰に向かう。

06:15 塩見岳 東峰 まだモヤに覆われており、何も見えない。 何か山頂に祭られていた。修験の山みたい。

残念な気持ちで塩見小屋に引き返す。

少し折り返し、天狗岩を通過するあたりで強烈な陽光が差し込んできた。

これは雲海見れるんじゃないかということで皆で岩場の一番高いところによじ登る。 予想通り雲海が見れた。 しばし景色を眺めていた。来て良かったと思った。

南アルプスの面々。雲が掛かって綺麗だ。

あの山脈を歩いて塩見岳まで縦走してくるツワモノも結構いるらしい。 一週間近く平気で山に篭っているレベルの方々だと思われる。

それにしても天狗岩周辺は赤色チャートが目立つ。 赤石山脈の由来は、この特徴的な赤色チャートによるものらしい。

風景を楽しんだ後は塩見小屋に戻る。

さらば、塩見岳。 ゴースト写りすぎ。

07:41 塩見小屋 戻ってきた。

ピストン登山なので、前日に通った道をひたすら戻っていく。 6時間越えの帰り道って長く感じる。 遠くから見ても格好良い。

09:02 本谷山 09:47 三伏山

ここまで戻ってくると、大概ガスに包まれていた。

マルバダケブキが太陽に照らされてひまわりみたいだ。

流石にここまで来ると、疲労が結構たまっていたみたいで 鳥倉登山口に着く直前に盛大に一回転んでしまった。 そのせいで、尻ポケットに入れていたコンパスが一部割れてしまった。 NさんもYさんも終盤で急に転びだした。 やっぱり下りは危険だ。

11:55 鳥倉登山口

鳥倉は蝶が乱舞しているのでチョクチョク写真を撮った。 ヨツバノヒドリに留まるアサギマダラ

12:51 第二駐車場

やっと帰ってきた。久々のハードな登山だった。 お腹ペコペコ。 帰りは赤石荘の温泉で汗を流し、SAでお腹を膨らませて帰宅となった。

最近益々山にはまり気味だけど、ライフワークバランスを考えて 山趣味にのめりこみ過ぎないように気をつけようと思う。